いくじー通信

新潟在住の30代サラリーマンが育児のこと、野球のこと、地元のこと等々、書きたいときに書きたいことをマイペースに書いている雑記すぎるブログです。

〈WE♡SHU〉元巨人・村田修一選手の寂しすぎる引退について。

プロ野球ファンの皆さんはご存知かと思いますが昨日9月28日、東京ドームでの巨人vsベイスターズ戦にて、元巨人の村田修一選手の引退セレモニーが行われました。

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出典元:スポーツ報知





 戦力になるのに戦力外

鈍足でゲッツーを量産しながらも華麗な守備に豪快かつ繊細な打撃、若手の指導も積極的にしてチームに貢献した男・村田。

昨年突然戦力外になった時は本当にショックでした。

若手育成の舵をきった球団と需要と供給が一致しなかったということなんでしょうが、ジャイアンツのユニホームで2000本安打打って、引退試合してほしかったなというのがファンとしては正直なところ。

まだレギュラークラスの実力はあるでしょうし、あと1~2年やってれば2000本安打も達成できただろうし。

なのに昨年まで普通に戦力として試合に出ていたのに突然若手(主に岡本選手でしょうが)を育てたいって戦力外ですからね。

最近エースクラス、主軸クラスでもない選手(誰とは言わんけど)を補強で獲ってきて、たいして戦力になっていない上に若手の活躍の場を摘んできたくせに球団および読売の上層部は何を考えてるのか。

とりあえずW主筆はもう黙っててくれないかな。彼が「補強しろ!」と言ったら球団は誰かしら連れてこなくちゃいけなくなるでしょうし。

その点、ソフトバンクのオーナーはさすがですよね。
「僕は素人ですから現場はプロに任せて、必要なお金はどんどん出しますよ」って。
老害じいさんとは全然違う。自分が素人なんて微塵も思ってないんでしょうけどね。



書いてたら一人で熱くなって話がそれてしまいました。
村田選手の話に戻します。



 巨人軍で唯一の外様選手会長を務めた人望

村田選手は巨人軍の長い歴史の中で唯一、生え抜き選手以外で選手会長を務めた男です。
2013年のオフ、当時の原監督から指名を受け、2014年~2015年の2年間務めています。

巨人の選手会長は初代の長嶋茂雄さんに始まり、王さんや松井さんなど常に生え抜きのスター選手が務めてきました。ちなみに2018年からは菅野投手が務めています。

監督も巨人のOBしか認めないなど、球団の顔的なところは生え抜きにこだわる巨人にしては異例なこと。
(選手はあっちこっちから獲るんだから監督もメンツより勝てる監督選べよ。)

それだけ人望が厚かった何よりの証明ですよね。

とにかく面倒見がよく、投手野手関係なく横浜時代はもちろん、移籍先の巨人でも若手を食事に連れて行ったりしていたそうな。


ズムサタとか見てても後輩の坂本選手や長野選手にいじられても嫌な顔など一切せず、「生意気なやつ」とか言いつつ楽しそうに笑っていて懐の深さを感じましたし、チームメイトから信頼されているんだなと。

昨日の試合後、村田選手がドームを一周しているときに坂本選手が見せた涙がそれを物語っていました。



 背番号25は受け継がれていく

試合前のあいさつの後、筒香選手と岡本選手から花束の贈呈がありました。

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二人とも村田選手が退団後に背番号25を受け継ぎ、両チームの4番打者に成長しました。

筒香選手も岡本選手もドラ1選手で主砲として元々期待されていた選手とはいえ、すごいことです。

共に村田選手から練習やチームの中心打者としての心構えなどの指導を受けていたそうな。

自分が面倒をみていた、気にかけていた選手がチームを背負う選手になっていることは本人も嬉しいでしょうし、ファンとしても今後コーチとしてユニフォームを着るんじゃないかと期待してしまいますよね!
今後の背番号25二人の活躍も目が離せない!


※筒香選手に関しては巨人戦以外の活躍を期待しています・・・



 未練はあっても後悔はない

試合前のあいさつで、「未練がないと言ったら嘘になりますが、自分が選択して歩んできた道に後悔はない」という言葉が個人的には印象的でした。

「未練がある」というのはまだやれる自信があるんでしょう。

村田選手は甲子園にも出てますし、今年なにかと話題の日本大学からドラ1で(当時は自由選択枠選手として)入団とエリートコース。

かと思えばベイスターズ時代はタイトルを獲得するなど成績を残しつつもチームの暗黒時代を経験。

巨人時代は強制帰宅させれたりプレッシャーに耐えながら主力として優勝も経験しながらも戦力外。

BCリーグでは練習の準備なども自分たちでやりながらNPB入りを夢見る若手選手と一緒に汗を流し、自身もNPB復帰を目指す日々。


もし巨人に移籍しないで横浜に残っていたら、もしくは他の球団に移籍していたらまだ現役だったのかな。
でも巨人に移籍しなかったら優勝できなかったかも・・・等々いろいろな思いがあったのかなと感じました。

一方でBCリーグでの1年も含めて様々な経験をできたことで、濃厚な現役生活を送り、「後悔はない」と言えたのかなと思います。



 いつかまたユニフォームに袖を

プロ野球は皆さん素人にはわからないような苦労をされているとは思いますが、こんなに波乱万丈な現役生活を送った選手はそうはいないはず。


そんな栄光も挫折も知る、貴重な経験を積んできた村田選手だからこそ良い指導者になると思います。

少し休んで頂いて、いつかまたユニフォームを着た姿を見られることを期待しましょう!


16年間の現役生活、本当におつかれさまでした。

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ありがとう村田修一




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